フィジカルアセスメント研修

こんにちは。教育担当の鈴木です。

8月27日・28日の2日間、1年目看護師・助産師を対象とした「フィジカルアセスメント」研修を開催しました。

この研修では、「患者の状態を正しく観察でき、リーダーに効果的な報告ができる」ことをねらいとし、循環器・呼吸器・消化器の3事例の模擬患者に対してロールプレイを実施しました。

模擬患者さんは教育委員が担当したのですが、研修前から入念な役作り!
呼吸困難を訴える患者さん、動悸を訴える患者さん、嘔気嘔吐で苦しんでいる患者さんをそれぞれ熱演してくれました!
呼吸困難の患者さん役の師長さんは、実際に手が痺れてしまうほど迫真の演技をしてくださいました。
模擬患者さんたちにも感謝です。ありがとうございました!

臨場感あふれる中、異常の早期発見のために問診、バイタルサイン測定などの観察を実施。
目の前で苦しんでいる患者さんにどうしたら良いのか迷いながらも、グループメンバーで意見を出し合いながら一生懸命対応していました。
研修後のアンケートでは、「教科書ではわからないことが実践を通して体験できてよかった」「事例形式でわかりやすく、現場で活かすことができそう」といった声が多数聞かれました。

効果的な報告では、「SBAR(エスバー)」という報告方法について説明し、ロールプレイで観察した内容を実際に報告する練習をしました。
「報告が苦手なので、どのような順番で報告すれば伝わりやすいのかわかってよかった」という感想も多く、未だ緊張する先輩への報告に少しでも役に立てたら良いなと思っています。

日々の忙しい業務をしながら、研修のための事前学習にも積極的に取り組んでくれていた新人さんたち。
この研修を今後の看護実践に活かしてもらえたら嬉しいです。
これからも一緒に頑張っていきましょう!